僕はつい先日、ショックなことがありました。
5年くらい使っている牛革のブックカバーが雨に濡れてしまったんです。
(もちろん、セットしてあった本も)
濡れた理由はこちら

カバンの中に入れてしっかりファスナーを閉じていたんですが、どうやらスキマから入り込んだようですね。
このまま何もしないで放置しておくと、濡れた部分だけ色が濃くなったり、水シミになったり。
しょうがないかぁ、とあきらめようとしたその時、

頭の中で某先生の声が聞こえてきました。

というわけで今回は水シミを防ぐために僕がやった4つのことをお話します。
水に濡らしたタオルで革全体を拭く
まずやったことはコレ。
きれいなタオルを水で濡らしたあと軽く絞り、濡れていないところを重点的に拭いてみました。
濡れた部分との境目がなくなるように拭いていくのがポイント!
と言いたいところですが、

雨の染み込み量がハンパないようです。
この方法は、ソッコーで諦めました。
革全体に水を染み込ませる
お次はコレ。
洗面器に水を入れて、その中にブックカバーをぶっ込みました。
もう半分ヤケです。
入れてすぐに染み込むかと思いきや、これがなかなか染み込まないんです。
ブックカバーを水の中で軽く絞ったり、押さえたり、ひっくり返したり。
ようやく全体的に水を染み込ませることに成功!

水に濡らした後は風通しの良い場所で自然乾燥させる
次はしっかり乾かします。
乾かすのって時間かかりますよね。
そんな時は、ドライヤーを使えば大丈夫!
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ウソです!絶対やってはダメ!
高温な熱で一気に乾かすと、変形(型崩れ)してしまうので絶対にしてはいけません。
日の当たらないところで自然乾燥するのが正解です。
また、風通しが良く、平らな場所に置いて乾かしましょう。
10年前の話ですが、びしょ濡れになった革のビジネスバッグをドライヤーで乾かしてしまったんです。
その結果、みごとに変形。波打ったようにグニャグニャになってしまいました。
無知は怖いですね。
2日間自然乾燥させた写真がこちら。
水に濡れていたのが嘘のようです。
濡れた部分が濃くなるわけでもなく、シミもできていません。
コロニル・シュプリームクリームで保湿
完全復活!と言いたいところですが、触った感じはゴワゴワして少し硬くなってしまいました。
水濡れ→乾燥によって、革の油分がなくなってカサカサしているので、クリームを塗って保湿してあげます。
僕が使っているクリームはコロニル・シュプリームクリーム。
少量でもノビが良く、塗ったあとにベトベトしないのでおすすめです。
でも、個人的にはニオイがちょっと・・・って感じですが。
ブラシでほこりを払った後、クリームを革全体に塗っていきます。
塗り終わったら、20~30分ほど放置。
その後、キレイな布でカラ拭きして終わり!
水シミを防ぐために試した4つの対処法まとめ
濡らしたタオルを固く絞って全体を拭く- 全体を水に浸す(水を染み込ませる)
- 風通しが良く、日が当たらない場所で自然乾燥
- 革用クリームを塗ってオイルケア
①は、ブックカバーの裏側まで染み込んでいたため、全く効果はありませんでした。
表面だけ濡れてしまった場合には効果があるかも知れませんが。
これを見て実際にやってみよう!と思っていただけると嬉しいですが、

責任とれー!
とか言われても困りますぅ。
あくまでも自己責任でお願いします。
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