道徳の授業で学ぶ「良い友達」でいるために大切な心とは?

これは小学生の息子の授業参観に行った時の話。

いつもは算数や国語が多いのですが、その日は初めての道徳の授業でした。

とても考えさせられる時間だったので、今回はその内容について書きたいと思います。

めあて(テーマ)は「良い友達でいるために大切な心について考えよう」です。

目次

ストーリー紹介「大きな絵はがき」

主人公のひろ子さんが転校していった仲良しの正子さんからきれいな絵はがきをもらいます。
しかし、その絵はがきは大きかったため、正子さんが貼ってあった切手では料金不足でした。

不足料金を払ったお兄さんは「料金が足りなかったことを教えてあげたほうがいい」と言いました。

一方、お母さんは「料金が足りなかったことは教えず、お礼だけにしたら?」と言ったのです。

お兄さんとお母さんの考えに揺れながらも、ひろ子さんは正子さんに絵はがきの料金不足を教えてあげることに決めました。

このストーリーのポイントは次の通り。

正子さんが送ってくれた絵はがきは大きかったため、料金不足だった

お兄さん・・・料金不足だったことを教えてあげた方がいい

お母さん・・・料金不足だったことは教えず、お礼だけ

クラスの7割以上の子どもたちが「教える」と回答

このストーリーを聞いた22人のうち17人が「教える」と答えたのです。
(ちなみにこの担任の先生は「教えない」でした)

なぜ、そのように答えたのか?

「教える」と答えた子どもたち

  • 大人になっても知らないとかわいそう
  • 恥をかくかも知れない
  • 友達だから
  • 他の人にも同じことをするかも知れない

一方、「教えない」と子どもたちの理由は次の通り。

「教えない」と答えた子どもたち

  • 傷つけてしまうかも知れない
  • もう絵はがきをくれないかも知れない
  • いやな思いをさせてしまうかも知れない

「教える」「教えない」のどちらとも納得できる理由ですね。

大人になると「教えない」ことが多いような気がします。

それこそ、「教えない」と答えた子どもたちのように

  • いやな思いをさせたくない
  • 今の関係がギクシャクするかも

と考えてしまうものです。

小学生が考える「良い友達」とは?

続いて、先生からのお題は「良い友達とはどのような友達か?」

「良い友達」について、クラスの子たちから次のような意見が出ました。

小学生が考える「良い友達」

  1. お互いに助け合う、支え合う
  2. 遊び誘ってくれる
  3. 優しい
  4. 物を貸してくれる
  5. 悪いことをしたら止めてくれる

小学生ながら、しっかり考えているんだなぁと感心しました。

特に⑤の意見。
僕が小学生の時、そんなこと考えたかどうか……(笑)

良い友達でいるために大切な心とは?

良い友達でいるために大切な心。

それは「信頼」です。

結果的にひろ子さんは料金不足だったことを正子さんに「教える」ことに決めました。

その理由は、ひろ子さんにこんな気持ちがあったから。

  • 正子さんならきっと気持ちを分かってくれる
  • 正子さんのためにも、同じ過ちを繰り返してほしくない

正子さんのことを真剣に、そして大切に思っているからこそ、「教える」という選択をしたのです。

これは、お互いの信頼関係が土台にあるからこそできることですね。

相手の間違いを「教える(指摘する)」のはとても勇気がいること。
しかし、相手のことを本当に大切に思っているなら、ぜひ「教える」選択をしてみましょう!

誰かの間違いに気付いた時、あなたはその人に教えますか?それとも教えませんか?

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