自分の書きクセに合わせて育ってくれる万年筆。
手がかかる万年筆と比べると、圧倒的に使いやすいのはボールペン。
それでも万年筆にはボールペンに勝る魅力があります。

とても魅力的な万年筆ですが、注意点も。
- 万年筆は個体差がある
- インクを入れたまま放置すると書けなくなる
- インクの乾きが遅い
- ハマるとお金がいくらあっても足りない
今回は、万年筆の購入を迷っている方に向けて、その注意点を解説していきます。
万年筆は個体差がある
国産メーカーのものは、あまり個体差があるようには感じません。
問題は外国産メーカー。
モンブラン、ペリカン、パーカーなどなど。
同じ字幅でも書いた線の太さが違ったり、ペン芯がずれていたり。
書き始めにかすれる、なんてものもあります。
ネットショップなんかは価格は安いけど、当たり外れが多いですね。
実際のお店で買うのが1番!高いですが...。
万年筆にインクを入れたまま放置すると書けなくなる
万年筆はインクを入れた状態で長い期間放置してはダメ。
インクが固まってしまい、書けなくなってしまうんです。
毎日書くことが何より大事
万年筆は半年に1度はメンテナンスをした方が良いとされていますが、この毎日書くことが最高のメンテナンスとなります。
インクの乾きが遅い
ほとんどの場合、筆記直後はインクが乾いていない状態です。
ノートに書いた後、すぐに閉じてしまうと反対ページに写ります。
これはニブの太さ・紙質も関係してくる話です。
ニブが太ければ太いほど、インクがよく出るので、より乾きにくいです。
所有している「ペリカンM1000 3B」はインクが盛り上がるぐらいフローがいいので、普通のコピー用紙に書くと、裏写り&乾きが遅いのダブルパンチ。より注意が必要です。
最も太かった超極太字「3B」ニブは今はもう製造されていません。
(現在、製造されているニブで一番太いものは「BB」)
万年筆にハマるとお金がいくらあっても足りない
高級な万年筆が欲しくなってくる

って人もいるかも知れません。
フフッ。
そう思うの、今だけですよ。
僕も最初は1本で十分と思ってたんです。
しかし、いろんな万年筆のブログや本を見てしまうと、あれもイイ、これもイイってなります。
間違いなく。
インク沼という恐ろしい底なし沼がある
1度足を踏み入れると大変。
次から次へとインクを試してみたくなるんです。
インク1個あたりの金額はそれほどでもないのですが、積み重なり、ふとしたときに気付きます。もう完全にインク沼にハマっているんじゃないかと。
万年筆が増えれば増えるほど、このインク沼にハマる確率が高くなるかも。
軸の色によって、このインクが合うなぁとか考えてしまうんです。
試しきれないほどのインクが各メーカーから出ていますが、インクを変える際、注意しなければならない点があります。
- 万年筆のペン芯・インクタンク等を水やぬるま湯できれいに洗浄し、しっかり乾燥させること
- 万年筆とインクのメーカーが違う場合、保証が受けられない。
万年筆の注意点まとめ
万年筆を買って後悔しないために知っておきたい4つの注意点について書きました。
これでも、まだ万年筆が欲しいと思いますか?
- 万年筆は個体差がある
- インクを入れたまま放置すると書けなくなる
- インクの乾きが遅い
- ハマるとお金がいくらあっても足りない
最高ですよ。万年筆。


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