


あまりにも突然すぎる一言。思わず二度聞きしてしまいました。
僕たち家族は、アパート(エレベーターなしの5階)にかれこれ5年ほど住んでます。
毎日、階段の上り下りがきつい!
重い買い物袋を持ってる時なんかは特に。
そりゃあ、妻の言うことも痛いほど分かるんですよね。
そこで、夢のマイホームの購入を前向きに検討することになったのです。
(トントン拍子に話が進んでるように思われそうですが、妻の一言から話し合いを重ね、数ヶ月経ってからの話です。)
FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談することになったキッカケ
ほぼ毎週、家族で住宅展示場へ行っていました。
希望する広さで見積もりをとってもらうものの、やっぱりお値段が・・・。
最初から分かってはいたんですけどね。
- そもそも自分たちに家が買えるのか?
- 住宅ローンが払っていけるのか?
展示場へ行きながらも、心の中ではずっと不安な気持ちでした。
それは妻も同じだったようです。
そんなある日のこと、某ハウスメーカーの担当者からこんな提案がありました。

こうして数日後、FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談することになったんです。
FP(ファイナンシャル・プランナー)はこんな人
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。
ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。~日本FP協会ホームページより引用~
要するに、家計のスペシャリストですね。
住宅ローンを今の家計状況で支払っていけるのか?
マイホームを買った後、今の生活レベルを落とさずにローンを支払っていけるのかが1番知りたいことでした。
そこで、ローンの支払いが可能かを判断するため、次の3つのことを診断・シミュレーションしました。
- 毎月の収入と支出のバランスは適正か?
- ○○歳時の貯金額は推定いくらか?
- 教育資金と老後資金はいくら必要か?
念のため、持参したものは次の4点。
- 銀行の通帳
- 源泉徴収票(僕と妻のもの)
- 電気・ガス・水道料金の請求書
- クレジットカードの明細書
毎月の収入と支出のバランスは適正か?
収入はいくらか、支出については食費や生活用品、ガソリン代などの内訳を用意されたシートにざっくり書き込んでいきました。
この時、持参したものいずれも必要ありませんでした。
というのも、妻が収入・支出の状況をほぼ把握していたからなんです。
この時ばかりは、スゲーッ!って思いました。(こんなこと言ったら怒られるぅぅ)
結果:バランスよし!
○○歳時の貯金額は推定いくらか?
これについては、次の「教育資金や老後資金はいくら必要か?」に非常に関わるところ。
現状、給与アップもあまり期待できないこともあり、それを考えた上で貯金額を出しました。
結果:思ったより多し!
教育資金や老後資金はいくら必要か?
2人の息子がそれぞれ、○○歳のときは自分たちが○○歳で・・・。
- お金がかかるタイミング(中学・高校・大学)でいくら貯金が必要か?
- 僕と妻の老後資金は今の家計状況から考えて、いくら必要か?
ということを一緒に考えていただきました。
結果:教育資金がかかるタイミングで貯金額は減るが一時的なので問題なし!
家計状況の診断結果

奥さんを褒めてあげて下さい。
このときの妻の顔はめっちゃ嬉しそう。
ずっと抱えてた不安がなくなったのか、今まで以上に明るい表情になりました。
結果的には、銀行からの借入金ウン千万円までだったら問題ないとのこと。
良かったー!
マイホーム購入の際、頭金を支払うよりも手元に残すことが大事
家計を診てもらった後、実際に家を購入するときの話からこんな一言が。

この言葉に衝撃を受けました!
少しでも利息を減らすために頭金を払おうって思いますよね?普通。
では、なぜ頭金を支払う必要はないのか?こんな話をしていただきました。
貯金をすべてマイホーム購入の頭金として支払った人の結末
大手自動車メーカーに勤めるAさん。
マイホーム購入のために数百万円もの貯金をしていました。
少しでも利息を減らすため、そのお金を全て頭金として支払い、手元に残ったお金は僅かだったそうです。
2008年リーマンショックによって、Aさんの給料は10万円以上ダウン。
その結果、毎月の住宅ローンが返済できず、とうとう家を手放すことになりました。
リーマンショックから約1年後、給料も元に戻ったそうですが、時すでに遅し。
1年間のローンを支払えるだけのお金を手元に残しておけば、と後悔したそうです。
頭金を多く支払った方が良いという考えは金利が高かった時代の話。
今は低金利の為、万一に備えて手元にお金を残しておくことが大事なんです。


マイホーム購入の際、頭金を支払った方が良いケース
マイホーム支払い総額 > 銀行の借入金
多くの方が銀行からお金を借りますよね?
銀行がマイホーム購入資金全額を貸してくれるとは限りません。銀行によっては、審査が厳しいところも。
このケースでは、手元にお金を残す以前に不足分を頭金として払う必要があります。
両親・親戚から援助してもらう場合

と思うかもしれませんね。僕もその1人でした。
FPの方に質問したところ、

その理由は、送金や引き出したときの履歴が残るため。
ちなみにタンス預金の援助を受けるのは「グレー」だそうです。
と言っても、大きなお金がポンッと入ってくることはあり得ないので、バレそうですけどね。
マイホーム購入の前にFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談を
最初は、我が家の家計をFP(ファイナンシャル・プランナー)の方に見てもらう事にかなり抵抗がありました。
しかし、いざ相談してみると
- 家計状況と今後のライフプラン
- お金に意味を持たせることが大事(お金の使い道)
- 息子たちの教育にかかるお金のこと
- 手元にお金を残しておくことの大切さ
といった生活の上でなかなか知ることができない情報を知ることができました。
また、このままでも十分やっていけることが分かり、不安が一気になくなりました。


マイホームの購入を検討中の方は、FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談されることをオススメします!

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